2018年09月04日

空気を入れる

あのこらでは、最低でも一回/月の空気入れをお勧めしています。

自転車のタイヤの中に入っているチューブは、分厚い風船のようなものだと思ってください。

膨らませた風船は、2〜3日で萎んでしまいます。

実は、ゴムは空気を通します。

厚みが増えれば、空気を通しにくくなりますが、自転車のチューブでも、一カ月もすると,1/3ぐらい空気が抜けてしまいます。

その為に、適正な空気圧を保つためには、こまめな空気の補充が必要です。


でも実は、体力のない方が自転車のタイヤに適正な空気圧で空気を入れるのは、結構大変です。

ちょっと高くなりますが、スポーツ車(高圧対応)用の空気入れの方が、一般的な空気入れより楽に空気を入れられます。

   一般車用
     スポーツ車用


トンボ口金で、空気が漏れていつまでの入らないと不満の方は、パナレーサーのBFP-PSEZB1-S
ワンタッチポンプ(英式バルブ専用)を試してみてください。コツをつかむまでにちょっと悩まれるかもしれませんが、気持ちよく空気が入ります。


ちょっとエアー漏れのトラブルが多発したので、当店では修理用には使っていませんが、

バルブの中身を、スペシャルGバルブに変えると、3〜4割少ない力で空気が入れられます。

こまめに空気圧のチェックをされる方にはお勧めします。


空気入れの使い方は


普通の空気入れ



仏式バルブの空気入れ

をご覧ください

posted by あのこら at 20:09| Comment(0) | 空気管理

2018年09月03日

ポジション調整

 乗り易さや漕ぎ易さは、自転車と乗る人が接するペダル、サドル、ハンドルの位置関係で大きく左右される。
足つきのいい自転車を望む人と、漕ぎ易さを求める人では、ポジション調整を少し変える事が必要。

足つきの良い乗車姿勢

  • ペダルに載せる足の位置
    土踏まずをペダルの中心に載せる方が、足つきがし易く、膝の回転が窮屈になりにくい
  • サドル位置
    ハンドルとの位置関係を考えながら、膝が楽なように出来るだけ後方にずらす。
    ペダルのサドルから最も遠い位置で膝が軽く曲がる程度の高さにサドルを合わせる。
    サドルの上面は水平にする。
    どうしても、サドル位置が下がらない場合、やぐら返しで3cm下げることが出来る。
    最後の手段として、前輪のフォークとホイールを小径に取り換えることが出来る。

漕ぎ易い乗車姿勢

  • ペダルに載せる足の位置
    母指球(親指の付け根)をペダルの中心に載せると、ペダルの回転を上げやすくります。
  • サドル位置
    1.ペダルのサドルから最も遠い位置で膝が軽く曲がる程度の高さにサドルを合わせる。→サドル高さ
    2.ペダルが時計方向に45度回転した位置で、膝の中央がペダル軸の中心に来るようサドルの前後を調整する。
    3.サドル上面は水平にする。→サドル傾き

共通調整
 ハンドルについては、乗車姿勢で、手首が肘よりも上がらないようにどちらかというと下げ気味に調整します。
手首の位置が高いと、上体や腕の力を使って自転車を漕ぐのが難しいからです。
併せて、グリップ位置についても、手首が自然な形で握れるように調整します。
posted by あのこら at 20:06| Comment(0) | ポジション調整

2018年09月01日

自転車修理に関わる際の心構え

出来ないと諦めないこと、でも、無理はしないこと
構造を観察し、修理手順を考える事
素材やパーツの疑問を放置しないこと
設計、製作の意図を考える事
適切な工具を使い、必要なトルクを守ること。
自転車に楽しく乗ってもらえるように調整する事
故障の原因を除くこと
左右対称を守ること
修理後には、必ず乗車して、自転車に異常がないか確認する事、特にブレーキについては効き具合、異音を確認する事
雨、風、日差し、錆の原因(塩害、融雪剤)に晒される環境で使用される乗り物だということを念頭に置くこと
お客様に、原因と対応をちゃんと伝えること
posted by あのこら at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 心構え